エラーチェックツールを起動する画面
rdpclip.exeを再起動する
リモートデスクトップを使っているときにコピー&ペーストができない場合、リモートデスクトップのクリップボードを共有するためのプロセスであるrdpclip.exeに不具合が生じている可能性がある。
そこで、rdpclicp.exeプロセスを終了して再起動すると、コピー&ペーストが復活することがある。それには、タスクマネージャーでrdpclip.exeを一度終了して、ファイル-新しいタスクの実行から、rdpclip.exeを実行する。
不要なアプリケーションを終了する
アプリケーションを複数立ち上げていると、そのどれかがコピー&ペーストの動作を妨害している可能性がある。例えば、Virtualboxなどの仮想環境の共有クリップボードはシステムに影響を及ぼすことがある。したがって、仮想環境を使っている場合は、共有クリップボードを無効にしてみるか、仮想環境を停止してみよう。
アプリの拡張機能を無効にする
コピー&ペーストが一部のアプリケーションで使えない場合、そのアプリケーションの拡張機能が原因である可能性がある。例えば、Microsoft WordやExcel、ブラウザは拡張機能を使っているケースが多い。
そこで、特定のアプリケーションでコピー&ペーストが機能しない場合、拡張機能を無効にしてみよう。Microsoft Officeで拡張機能を無効にする手順は次の通りだ。
各アプリの[ファイル]-[オプション]-[アドイン]を選択し、[管理]から「COMアドイン」を選択して[設定]をクリックする。Microsoft Officeの拡張機能としては、SendToBluetoothが不具合の原因となっていることがあるので、これを無効にしてみよう。
新しいユーザーを作成する
Windowsのユーザープロファイルが破損していることが原因で、コピー&ペーストが行えないこともある。そこで、新たにユーザープロファイルを作ってみるのも手だ。
新しいユーザープロファイルを作成する手順はこうだ。まず、[設定]から[アカウント]を選択する。次に、左のリストにある「家族とその他のユーザー]をクリックし、「その他のユーザーをこのPCに追加」を選択して、プロファイルを作成する。
システムを復元する
更新プログラムやアプリが原因でコピー&ペーストが機能しない場合は、Windowsを復元することで問題が解消する可能性がある。システムの復元は、最近インストールされたドライバー、更新プログラム、アプリを削除する場合がある。システムの復元により、コピー&ペーストが正常に使えていた時点の状態に戻すことができる。
システムの復元は、[コントロールパネル]-[回復]から行える。[システムの復元を開く]を選択し、問題がありそうなドライバー、アプリ、またはアップデートに関連する復元ポイントを選択する。なお、システムの設定によっては、復元ポイントがない可能性もある。