Vol.11 Insta360 TITAN~シネマティックVRのための11Kハイエンドモデル[染瀬直人のVRカメラ最前線] - PRONEWS : デジタル映像制作Webマガジン

TITANの外観とインターフェースについて

TITANは、アルミニウム合金からなる直径228mmのバスケットボール大の球状の筐体をしている。重量は5.5kgで、抱えるとずっしりと重い。その表面の円周上に、200° F3.2魚眼レンズが、8つ配置されている。そして、MFT(マイクロフォーサーズ)のイメージセンサーを8基搭載しており、これにより高解像度、高画質、10bitの色深度、広範なダイナミックレンジ、暗所における低ノイズ特性を実現している。

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記録メディアはSDカードが9枚必要となり、その内の8枚にオリジナルデータが、もう1枚にプレビューファイル他撮影情報が記録される。8つのレンズで撮影された素材をステッチすることにより360°の静止画や動画をつくりだすことができる。マイクはモノラルが4つ配備され、アンビソニックスの空間音声に対応している。

さらに外付けマイク用3.5mmミニプラグ端子が2つ備わっている。また上部にGPS信号アンテナ、AP(WiFi信号)アンテナの2本を装着して使用する。その他に、LANポート、USB Type-C、USB3.0 Type-A、USB2.0 Type-A、マイクロHDMIなどのターミナルが用意されている。

バッテリーは着脱式の10000mAhリチウムポリマーバッテリー(使用可能時間約70分)を採用。その他、レンズ保護カバー、遠隔コントロールシステムのFarSightの送受信機、19.5V/9A 電源アダプター、ACケーブル、各種ケーブルなどが、付属品として専用トロリーケース内に同梱されている。筐体の天頂には1/4インチ、底面には3/8インチのネジ穴が、設けられており、空間音声対応外付けマイクや、スタンド等を取り付けることができる。