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生徒が使うSNSパスワード 中学校が提出求め、教育委員会が“謝罪”
練馬区教育委員会は区内の中学校1校で、生徒が使っているツイッターやラインなどのSNSのパスワードを学校に提出をさせていたと発表しました。個人情報に対する不適切な取り扱いがあったとして謝罪をしました。■生徒のSNSパスワード、学校側が把握できる状態に…練馬区教育委員会によりますと、中学校が生徒に提出を求めていたのは、家庭内でのSNSの使い方を啓発・促進するためにつくられた「我が家のSNSルール」という紙の印刷物です。「1日に使う時間」や「何時まで使うか」「使い終わったあと、どこに置くか」などの記入欄がありますが、そのなかに、「SNSのパスワード」を記入する欄があったということです。今年11月、学校側は約400人の生徒に配布し276人が回答、そのうち36人がパスワードを記入して提出したといいます。学校側は生徒のパスワードを把握できる状態でした。11月30日、保護者から「パスワードを書かせるものはいかがなものか」と学校に問い合わせがあったため問題が発覚したといいます。現在、パスワードが記入された提出物は、鍵のかかった金庫に保管され、順次、保護者に返却されており情報の漏えいはないということです。今回の事態を受け、練馬区教育委員会は、「提出を求める際には、パスワードを記入しないよう通知していたが徹底されていなかった。大変ご迷惑とご心配をおかけした」と謝罪しました。また、SNSパスワードの記入欄の必要性ついては、「学校側が知る必要のないものまで記載してしまっていた」と話し、今後、配布されるものには、パスワードの記入欄を削除するということです。
最終更新:日本テレビ系(NNN)