【小寺信良の週刊 Electric Zooma!】ソニー「α7 IV」、静止画・動画“真のハイブリッドカメラ”の実力は!?-AV Watch

発表すぐに発売?

最近カメラの新モデル情報は海外のほうが早く、日本の発売は未定として情報がもたらされるケースが増えている。ソニー「α7 IV」もそんなカメラの一つで、海外では10月19日に発表されたが、α7の最新モデルが日本で発売されないわけはない。いつ正式発表になるのかなと思っていたら、12月2日発表で、発売が12月17日だという。店頭予想価格は33万円前後。ずいぶん発売ギリギリまで発表を抑えていた事になる。

今回取り上げるα7 IVは、αシリーズの中ではSでもRでもない、元祖無印機。これでα7シリーズの最新モデルは、無印がIV、RもIV、SだけIIIという構成になった。

【小寺信良の週刊 Electric Zooma!】ソニー「α7 IV」、静止画・動画“真のハイブリッドカメラ”の実力は!?-AV Watch

面白いのは、このα7 IVのウリが、“静止画/動画のハイブリッド機”として紹介されていることだ。α7の初期からご存じの方はおわかりかと思うが、そもそもα7は無印からスタートした。そしてその後バリエーションとして、画素数を落として感度を上げた動画向けのSと、画素数を上げて高画素静止画向けのRへと分岐した。

それが今となっては、SとRのいいとこ取りをしたのが無印、というストーリーになった。軒を貸して母屋を取られるというか、無印の立ち位置が微妙に変わってきた感じがする。

とはいえ、α7S IIIが店頭予想価格41万円前後、α7R IVが同40万円前後だったことから考えれば、最新モデルでは本機が一番リーズナブルな価格という事になる。ミドルレンジで撮れる動画はどのようなものだろうか。さっそくテストしてみよう。