ジャパンヒュペリナー株式会社は、航空貨物業界全体が基幹システムの刷新や業務プロセスの標準化を推し進める中、デジタル化への移行のニーズに応えるべく、荷主・フォワーダー・航空会社が一貫して貨物の予約・追跡・書類の自動作成ができるデジタルプラットフォームを開発したと発表した。本サービスは、2021年12月よりトライアル導入を開始している。
■開発の背景
現在、荷主が海外へ貨物を輸送したい場合、複数のフォワーダーへ見積もりを依頼した後に各フォワーダーが見積もりを作成するのに海外の支店とやり取りが発生する場合があるため、見積もりが出るまで2~3日要するのが普通となっているという。荷主と航空会社の仲介となっているフォワーダーの視点からしても、航空輸送に必要な書類のマニュアル作成、貨物追跡に関する荷主からの問い合わせ対応なども含めて非効率な業務が未だに残存しているとのことだ。ジャパンヒュペリナーは、業界全体の「非」を解消するため、従来の業務プロセスを抜本的に革新する新たな運用と最新テクノロジーを駆使し、視覚的に使い勝手が良く、生産性を向上できるデジタルプラットフォームを開発したとのことだ。
■デジタルプラットフォーム「エカデジ」の特徴
・30%の時間効率を実現する独自の航空貨物特化型デジタルプラットフォーム業態間の垣根を無くした仕組みの構築に成功。現状のメール・電話でのやり取りが不要になることに加えて、各航空会社の予約画面にログインして貨物の詳細を入力する手間も無くなるほか、従来システムと比べてよりシンプルでシームレスな操作を可能とした。【次のページ】・フライトの検索結果から簡単予約荷主は、航空貨物の知識がなくても簡単にフ...
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