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ミニバンやSUVなどを中心に普及が進むデジタルインナーミラー
最新型のクルマにはさまざまな先進技術が搭載されていますが、そのなかで近年新型車への採用が増えているのが「デジタルインナーミラー」です。【画像】「デジタルインナーミラー」だと見え方はどう違う? 「普通のミラー」との違いを写真で比較する!(14枚) デジタルインナーミラーとは、リアウインドウに設置されたカメラの映像を、ルームミラー代わりのモニターに映し出すシステムです。
トヨタ初として「ハリアー」採用された前後録画機能付きの「デジタルインナーミラー」
技術的にはもっと早い段階で実現できたとようですが、バックミラーの国際基準の改正に伴い、日本でも2016年6月から保安基準が改正、認可されるようになった「モニタリングシステム」で、認可されて10年足らずというかなり新しいアイテムです。 そんなデジタルインナーミラーは、すでに数多くの社外品が市場に出回っています。インターネット通販では1万円以下の格安モデルのほか、最近ではアルパインやコムテック、セルスターなど日本の有力メーカーからも発売されるなど、ラインナップも充実。これからさらに装着率が高まりそうな気配を見せています。 さらに普及が進みそうな理由のひとつとして、新型車にもメーカー純正装備としての採用やオプション設定されるケースが増えていることがあげられます。 トヨタやレクサス、ホンダ、日産、スバル、三菱など国産メーカーのほか、輸入車メーカーでもオプションとして採用される車種が拡大しつつあります(一部モデルは標準装備化)。 これも技術の進歩のおかげですが、カメラや液晶モニターの解像度や輝度が向上してリアルタイムでの表示が見やすくなったことや、普及により価格も手頃になったことで採用が広がっているようです。 また普及に一役買っているのが、「ドライブレコーダー」の必要性です。今までは前方の映像録画が主流でしたが、最近では360°撮影や後方も録画できる2カメラタイプが主流になっており、録画可能なデジタルインナーミライは後方用ドライブレコーダーの代わりになることも多いようです。 実際、都内の中古車販売店のK店長に話を聞いてみましたが、ミニバンや大型SUVなどを中心に、通常のミラーでは後方視界が見にくい車種での装着率が上がっているといいます。 またプライバシーガラス装着車の場合は夜間での視界が悪化することから、デジタルインナーミラーの後付けを検討する人も多いのだそうです。
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最終更新:くるまのニュース