米モトローラは、チップセットにSnapdragon 8 Gen 1を採用する新型スマートフォン「edge 30 pro」を発表した。北米では「edge+」として販売され、価格は999ドル99セント(約11万5600円)。日本でも発売される予定で、詳細は後日案内される。【この記事に関する別の画像を見る】■ Snapdragon 8 Gen 1を採用「edge 30 pro」は、“モトローラ史上もっとも素晴らしいedgeシリーズ”の1台とされる新機種。チップセットにクアルコム製の最新製品である「Snapdragon 8 Gen 1」を採用。5G対応で、AI(機械学習処理)や、ゲーミング、カメラ、Wi-Fi、Bluetoothなどで最新のスペックを誇る。ディスプレイは、6.7インチの有機ELで解像度はFHD+。リフレッシュレートは144Hzで、画面上部の中央にパンチホール型のインカメラがある。モトローラによれば、北米地域では動画ストリーミングとビデオ通話の需要が急上昇しており、そうした用途のために大型のディスプレイを採用したという。Dolby Atmosに対応したステレオスピーカーを本体に備える。ゲーミングでは、「Snapdragon Elite Gaming」の全ての機能を活用できるとのことで、スムーズな操作感、リアルなグラフィックを味わえる。GPUは前世代よりも30%の処理能力向上、25%の効率アップが実演されており、没入感のあるプレイを楽しめる。モデムとして「Snapdragon X65 Modem RF-System」が搭載されており、最新の5Gネットワークで楽しめる。Wi-Fiでも最新規格の「Wi-Fi 6E」をサポートする。AI機能は、カメラ、ゲーム、通信と幅広い場面で活躍。アプリ処理の最適化、バッテリー駆動時間の改善などが実現されている。「edge 30 pro」のバッテリー容量は4800mAh。さらに急速充電機能の「Turbo Powerテクノロジー」により、ワイヤレスでも15Wで充電できる。■ カメラ機能背面には、2つの50MP(メガピクセル、5000万画素)カメラが用意されている。超広角、あるいはマクロでの撮影がサポートされている。同社のスマートフォンとしては初のPDAF対応カメラとなる。デザイン的には、カメラ部分がわずかに隆起にしたかたちでカメラ部分の縁が丸みを帯びた独特の形状となっている。光学手ブレ補正にも対応しており、モトローラでは「つねに鮮明な写真を撮影できる」とアピール。4つのピクセルを1つに統合して撮影でき、より多くの光を取り込んで写真を記録できる。動画撮影では「HDR10+」に対応しており、約10億色で表現できる。8Kサイズの撮影では、2600万画素以上の解像度で動画を撮れる。モトローラによると一般的に超広角レンズでは、通常のレンズに比べて解像度に劣ることが多いとしているがedge 30 proでは、超広角撮影では、ディティールと低照度性能の向上が図られている。50MPの超広角撮影で、きめ細やかな写真を残せる。マクロ撮影にも対応しており、最短2.5cmで被写体に近づいて撮影できる。インカメラは60MP(6000万画素)センサーで、こちらも4つのピクセルを1つにまとめて撮影できる。これにより、暗い場所での感度を4倍、向上させている。■ Android 12を搭載、Ready Forも利用可出荷時に搭載されるOSは、Android 12。「Material You」とモトローラ独自の「My UX」によりフォントやアイコンの形なども変更できるなど、さまざまなパーソナライズを楽しめる。また、北米地域の先住民族の言葉であるチェロキー語をサポートしており今後、Android 12を搭載するすべてのモトローラ製スマートフォンで利用できるようになるという。ディスプレイに接続するとパソコンのように使える「Ready For」も利用できるほか、ジェスチャー操作などが可能な「motorola smart stylus」とそれを収納するスペースが付いた専用のケースも用意される。
ケータイ Watch,関口 聖