デジタルガジェットを使用するにあたり、今や電力源として必須アイテムの「モバイルバッテリー」。これまではデザインのバリエーションも少なく、味気ないものがほとんどだった。そんなバッテリーの世界に朗報だ。AFUストア(シン三海株式会社)から、美しくて多機能かつ大容量なスケルトンバッテリー「STORM2」が発表されたのだ。現在クラウドファンディングサイト「Makuake」で支援募集中だが、その製品を今回試用できることになった。さっそく使用感をレポートしてみよう。【画像】がっしりしたスケルトンボディが特徴的な「STORM2」 本体のサイズは350ml 1本分の缶コーラサイズ。重量は約590g程度なので持ち歩いても苦にならない。それでいて25,600mAh/99.36Whと、スマホへ約7回分充電OKなほどの大容量だ。飛行機機内への持ち込みも可能だ。 全体的に、手にもった感触は大きさ・重量感とも苦にならず、ともかく全てに於いて「なにごとも丁度良い」と実感する。試しにノートPCを充電してみたが、なんなく充電できた。持ち歩くにはちょうどよいサイズ・重量感で、そして何よりスケルトン筐体によって見える基板とLED画面の美しさが目を引く。 デフォルトではLCD画面には電圧・電流・温度・接続状況などが表示されるようになっている。 バッテリ本体を充電するときにはUSB Type-C及びDCポートを使用する。100WモードのUSB PDであれば約1.5時間で急速フル充電を行える。 DCポートは専用のソーラーパネルに対応しており、アウトドアにも活用できる。他のデバイスへの充電に使うポートは、出力専用のUSB Type-CとType-Aポート、及び入出力可能なUSB Type-C及び汎用のDCポートと各種備えており、スマホ・タブレットだけでなく、・アウトドア用冷蔵庫(24V)・ノートPC・DC対応はんだごて(12V)・ドローン(22.8V) など、様々な物を充電できるのが喜ばしい。 これらの端子は本体側面にまとまっており使いやすい。 本体のLCDには現在接続している機器に流れる電流・電圧の値が表示されるほか、画面脇のボタンをクリックすれば電力を供給する機器に合わせて細かく電圧値を調整可能だ。 なお、DC電源を使って他製品へ充電を行う場合には、電圧の設定を手動で行う必要があるため、過電圧・過電流に十分気をつけて欲しい。対応する電圧で充電しよう。 では、DC電源による充電を試してみよう。まず、これから使用したい機器の電圧値を確認する。この場合だとACアダプタに「OUTPUT 14.5V」と記載してあるのでこの数値を「STORM2」に入力すれば良い。 「STORM2」の画面横にあるボタンを長押しして「DC」を選択、そして更に長押しすると「DC OUTPUT SETUP」メニューが表示される。ここで電圧の値を細かく変更できる。1V単位、更に0.1V単位まで変更できるので、様々な機器に対応が可能だ(ここを間違えると危険なので特に要注意だ)。また、USB Type-C端子を使っての充電も問題無く行えた。チャージ確認用のLEDランプも点灯した。 「STORM2」は、卓越したデザインと数多くの端子と機能を内蔵した最新鋭のモバイルバッテリーだ。とがった外観や機能を搭載したバッテリー好きな人にとっては充分購入の検討に値する商品だと言えるのではないだろうか。■「STROM2」仕様・ブランド:SHARGEEK・商品名:モバイルバッテリーSTORM2・型番:STM2-2・重さ:約590g・本体サイズ:約151×45×58mm・ディスプレイスクリーン:1.14” IPS TFT LCD・バッテリー容量:25600mAh 93,5Wh・DC入力:5~24V/3A・USC-C入力:5V/9V 12V/15V-3A 20V-5A 3.3~21V-5A・DC出力:3.3~25.2V-3A・USB-A 出力:5V-3A 9V-2A 12V-1.5A・USB Type-C1 出力:5/9/12/15-3A 20V-5A 100W・USB Type-C2 出力:5V/9V-3A 12V-2.5A 15V-2A 30W・バッテリーモデル:INR18650-32E 18650 3200mAh Li-ion
FURU