デジカメで「レーザー光線」を撮影すると故障の原因に

デジタルカメラで写してはいけないモノといえば、「強い光」。いわゆる「センサー焼け」は、逆光やフレアを狙った一瞬の光ではほとんど問題にならないものの、強い光を同一箇所に長く当てるとイメージセンサーの劣化を招きます。イベントなどの「レーザー光線」はセンサー焼けにつながります特にセンサー焼けを起こしやすいのは、ミラーレス一眼レフカメラといわれています。ミラーレスにはレフ(鏡)が存在せず、イメージセンサーに入ってきた光をファインダーおよびモニターに映し出す構造のため、光がイメージセンサーに当たる時間が長くなりがちです。電源を切っているときにもイメージセンサーは外光に晒される可能性があるため、レンズキャップがセンサー焼けの予防になります。そしてセンサー焼けを引き起こす原因は、太陽光だけではありません。たとえば、「レーザー光線」。コンサートや各種イベントで使用されることがあるレーザー光線をデジタルカメラで写すと、センサー焼けを引き起こすことがあります。YouTubeには、レーザー光線が原因でセンサー焼けを引き起こす現象を捉えた動画が複数アップロードされています。最初のうちは鮮やかな色で収められているコンサート会場を飛び交うレーザー光線が、時間の経過とともに奇妙な色合いに変化していく様子を見ると、センサー焼けの恐ろしさを実感できるはず。気になる方は「laser sensor kill」などの語句でYouTubeを検索してみましょう。

海上忍

デジカメで「レーザー光線」を撮影すると故障の原因に