米国カリフォルニア州ロサンゼルス郡公衆衛生局は3月12日、州政府の経済再開計画(2020年9月8日記事参照)に従い、15日からレストランなどの営業制限を緩和すると発表した。同郡は経済再開計画で最も経済制限が厳しい「紫色(広くまん延)」段階にあったが、15日から1段階の制限緩和「赤色(かなりまん延)」段階への移行を受けた措置。
ロサンゼルス郡では、新型コロナウイルス感染状況の改善傾向を踏まえ、1月29日からレストランの屋外飲食を認めるなど、一部の経済活動の再開を進めてきた(2021年2月1日記事参照)。今回の制限緩和により、レストランでの屋内飲食がガイダンス順守の上で2020年7月以来8カ月半ぶりに可能になるなど、さらなる経済再開が見込まれる。
今回の制限緩和措置の概要は以下のとおり。
テーマパークも再開に向けた動き
大型テーマパークも営業再開に向けて動き出している。ロサンゼルス近郊のディズニーランドとディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パークが4月後半に営業を再開する予定と地元紙が報じている。2020年3月から約1年間にわたり閉鎖しているが、再開に向け一時解雇していた1万人以上の従業員を職場に呼び戻す予定という。
(注)詳細は、ロサンゼルス郡公衆衛生局発表のガイダンスを参照。
(サチエ・ヴァメーレン)