欧州で進む戦闘機開発プロジェクト
DSEI 2021におけるBAEシステムズ・チーム・テンペストの出展ブースに置かれていた将来戦闘機「テンペスト」の実物大モデル(画像:BAEシステムズ)。
多国籍企業BAEシステムズやロールスロイス、イギリス空軍などが共同で開発を進める将来戦闘機「テンペスト」の実物大モデル(機首部分のみ)が、2021年9月14日から17日までロンドンで開催中の防衛総合イベント「DSEI 2021」において展示されていますが、そのブースに日本の国旗「日の丸」が掲揚されています。【全身はどんな形?】「テンペスト」や「モスキート」の立体モデル 携わっているチーム・テンペストによると、これは開発中の「FCAS(フューチャー・コンバット・エア・システム:将来戦闘航空システム)」に関係する国々へ敬意を表したものだそう。日本のほかに、スウェーデンとイタリアの国旗もイギリスの「ユニオンジャック」とともに掲げられていました。 ほかにも、ブース内には「テンペスト」とともに、同じく開発中の無人戦闘機の技術実証モデル「モスキート」のスケールモデルも展示されています。「テンペスト」と「モスキート」の両モデルを置くことで、FCASが無人機との連携を含むネットワークをどのように行う構想なのかも、これにより紹介しているとのことです。 なお、日本とイギリスは、2021年7月に東京で行われた日英防衛相会談において、次期戦闘機(FX/FCAS)に係るサブシステムレベルでの協力を追求するため、議論を加速することで意見を一致させています。
乗りものニュース編集部