「2021年はオーディオの年になるのかも」
雑談しているときにとあるギズモード編集部員がこんな風に言っていましたが、まさにこのところ各社が新しすぎる動きを見せています。次々と新しいヘッドホンやイヤホンが発売され、情報に追いつけないぐらい。
そんななか、編集部から「試してみない?」と言われてお借りしたのがJBLの最新ノイキャン完全ワイヤレスイヤホン「LIVE PRO+ TWS」。ありがたくも1ヶ月ほど使わせてもらっていたら、もはや生活に欠かせないガジェットと化しました。
わたしにはこれ!と思った理由はいくつかあるんですが、とにかく音質がドラマチック。さらにノイズキャンセリング機能が秀逸で、TPOに合わせてノイズレベルを段階的に調整できる点も実用的でした。極めつけはまったくストレスを感じさせないフィット感。
仕事中に、電車での移動中に、ランニングに、掃除機をかけながら。あらゆるシーンで音楽を聴き続けていたいわたしにとって、コンパクトながらにパンチの効いた音を聴かせてくれるLIVE PRO+ TWSは最適な相性でした。
JBL LIVE PRO+ TWS
これは何?:Bluetooth接続のハイブリッドノイズキャンセリング完全ワイヤレスイヤホン
価格:1万7800円(税込)
好きなところ:軽い。コンパクト。まるっこいフォルム。バッテリー長持ちでどこにでも携帯できる手軽さながら、音はヘビー級。イヤホン本体の再生時間はANCオン時で約6時間、ANCオフ時で約8時間。
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17,800円
疲れが抜けきれない朝、けだるい午後。どんな時でも、JBL LIVE PRO+ TWSを装着してお気に入りの曲を再生するだけで、頭の中のもやが晴れて思考のピントが合う──そんな体験をしました。
とにかく、音に惚れました。
JBL LIVE PRO+ TWSで聴くと、今まで馴染みのあった曲でも新鮮に聞こえるぐらい音の輪郭がシャープ。歌い手が息を吸い込む音がはっきりと聞こえ、臨場感があります。特に低音パンチが効いていて、ベースラインをなぞって聴くのが趣味なわたしにとってはご馳走でしかないベースつよつよイコライザ設定も最高でした。クリアでパワフルで脳内にグイグイ迫ってくるブースト感が、個人的にはものすごーーく心地よい!
音楽大好き人間なので、音響ガジェットはわりとたくさん持ち合わせているほうだと思うのですが、それぞれを聴き比べてみても最終的にはJBL LIVE PRO+ TWSサウンドを選んでしまう圧倒的な良さがありました。
JBL LIVE PRO+ LIVEは、ハイレゾでも立体音響でもないかわりにドライバーサイズが突出しています。この小さな躯体に11mmのダイナミックドライバーが詰め込まれてるんだ!って感心するものづくりです。
音に潤いがあるんですよね。電子音のカサカサ感がまったくない。音量を上げると、ベース音がドーンと響くクラブ系サウンドが脳内再生され、我を忘れて音楽に没頭できます。
没入感が高いのは、遮音性の高さもあってのことでした。
ノイズキャンセリングのレベルをTPOに合わせて3段階に調整できるんですが、一番パワフルなアクティブノイズキャンセリング(ANC)モードに切り替えたとたん、あらゆる背景雑音が瞬時にたち消えます。電車に乗っていても常時静けさのベールに包みこまれ、かろうじて車掌のアナウンスが聞こえるレベル。
ANCモードだとパワフルすぎて周囲の車や自転車の音が聞こえなくなるので、ランニング中などにはより安全な「アンビエントアウェア」モードがおすすめ。さらに「トークスルー」モードなら装着したまま周囲の人とふつうに会話することもできます。
個人的には集中力を高めるためにほぼ100%ANCモードでしたけど。これまで使ってきた音響ガジェット(たとえばSHUREのワイヤレスイヤホン、ゼンハイザーのワイヤレスヘッドホン、初代AirPods)にはいずれもANCが搭載されていなかったので、JBL LIVE PRO+ TWSのANCがもたらす孤高の静寂には精神的な安定感すら覚えました。
JBL LIVE PRO+ TWSの最大のこだわりはフィット感だと思うんですが、ここは期待を裏切らないです。
5種類のイヤーピースが同胞されていて、専用アプリ「JBL My Headphones」を使ってとことんベストフィットを追求できる仕組みとなっています。同じMとLサイズでも浅型と深型の2タイプずつ用意されていて、なんなら右耳と左耳でサイズを変えることも。
耳が小さめな人、特に耳の「コンチャ」と呼ばれる部分が浅い人にもフィットしやすいように設計されています。 一度耳にピタッとおさまったら走ろうが何をしようが落ちませんでした。
比較対象として、たとえば初代AirPodsとは相性が良くなかったらしく、耳からポロッと落ちたことが幾度もあったのですが、JBL LIVE PRO+ TWSに関しては外れてしまう心許なさはまったくありませんでした。
「どこへでも持っていける」と書きましたが、実際筆者はこの1ヶ月間どこへ行くにもほぼ確実にJBL LIVE PRO+ TWSを携帯していました。その間、電池が切れてしまったことは一度もなく、残量が少なくなってもクイックチャージで問題回避できました。
とにかく長持ちするので、ずっと使いっぱなしでOK。電池残量は専用アプリからも確認できます。
あと、JBL LIVE PRO+ TWSはめちゃめちゃ軽いです。本体の重さは5gで、ケースは49.5g。数字で言われてもピンとこないですが、実際使ってみるとほぼ装着感ゼロでした。あまりにも軽いので、着けていることを忘れて片耳を探し回ったこともあるぐらい。
ケースは服のポケットにちょいと忍ばせておけるコンパクトさです。どこへ行くにもとりあえず持ち歩いていれば、行った先々で音楽や動画を楽しんだりとスマホを最大限に活用できました。
筆者はゴリゴリのヘッドホン派…のはずでした。
特にオーバーイヤーヘッドホンの安定感が好みでした。耳全体が物理的に包みこまれる感覚が心地よいですし、いかにも「音楽鑑賞中」って周囲にアピールできるのも好きでした。話しかけられて万一こちらが聞こえなくても、あからさまに無視しているわけじゃないよってわかってもらえるかなと。
でも、JBL LIVE PRO+TWSと1ヶ月間お付き合いしてみて、ワイヤレスイヤホンの魅力を再発見しました。AirPodsは個人的に刺さらなかったけど、最新のワイヤレスイヤホンってこんなにすごいんだ!って純粋にワクワクしたんです。
なぜか。それはJBL LIVE PRO+ TWSのメリハリのある音に慣れてしまったら、もっとお値段の張るワイヤレスヘッドホンの音でさえ遠くぼやけて聞こえるようになってしまったからです。ヘッドホンと比べて同じワイヤレスでここまで音がよかったら、断然イヤホンのほうが使いやすいじゃない?
イヤホンの性能を「音の世界をどれぐらいの解像度で表現できるか」という観点から評価してみると、JBL LIVE PRO+ TWSはきめ細かく、鮮やかです。わたしはこの音と一緒に過ごしたい。だから、個人的にはJBL LIVE PRO+ TWSが最適解でした。
音楽の好みも、音の聞こえ方の好みも人それぞれ。ですから、イヤホンも100人いたら100の最適解があると思うんですが、下記いずれかに当てはまる人にはJBL LIVE PRO+ TWSをおすすめしたいです。
・クリアな音が好き・重低音フェチ・集中するために周囲と完全に切り離された音環境を望んでいる・耳が小さめで、なかなかフィットするイヤホンに巡り会えない・移動時間が長い or 定期的に運動をしている
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17,800円
Photos: 山田ちとらReference: JBL