ファーウェイ、スマートグラス・イヤホン・スマートウォッチの新製品をリリース | IoT NEWS

華為技術日本株式会社は、スマートグラス「HUAWEI ×GENTLE MONSTER EyewearⅡ」のサングラスタイプ「SMART LANG」と度なしメガネタイプ「SMART KUBO」の2種類と、開放型でハイブリッドアクティブノイズキャンセリングを実現した完全ワイヤレスイヤホン「HUAWEI FreeBuds 4」、およびスマートウォッチ「HUAWEI WATCH」シリーズの最新モデルとなる「HUAWEI WATCH 3」のスポーツモデルを発売することを発表した。

HUAWEI×GENTLE MONSTER EyewearⅡはセミオープンスピーカーを搭載し、様々なシーンで音楽を楽しむことができるスマートオーディオグラスである。サングラスブランド「GENTLE MONSTER」とのコラボレーションによるデザインは、UV400カットのサングラスタイプの「SMART LANG」と度なしメガネタイプの「SMART KUBO」の2種類が用意されている。テンプル(つる)に搭載されたセミオープンスピーカーは指向性の音響システムを搭載し音漏れを最小限に抑え、128mm²の大型振動板を搭載しているため、より高解像度の音楽を楽しめるという。また、同じくテンプルにはマイクが搭載されており、音声通話が可能だ。

また、アイウェアのテンプルに様々なセンサーを搭載し、タッチ操作により曲のスキップや音量調整、通話の応答・終了などが可能だ。加えて、装着検知に対応しているため、アイウェアを外すと自動的に音楽を一時停止し、3分以内に再び装着すると自動で音楽の再生を再開する。さらに、アイウェアをケースに入れた状態で、ケースと充電ケーブルを接続すると、NFCワイヤレス急速充電機能により、アイウェアが自動的に充電を開始する。フル充電の状態で約5時間の音楽再生、約3.5時間の通話が可能だ。

そのほか、フレームをつなぐ弾性ヒンジにハイエンドのチタン合金を使用することにより、長期間にわたって安定した装着感で使用できるという。テンプルの耳にかける部分は人間工学に基づいた弧状のフレームとなっているため、鼻や耳への圧迫感を軽減する。

なお、HUAWEI ×GENTLE MONSTER EyewearⅡの市場想定価格は43,780円(税込)となっており、7月13日より発売を開始している。

HUAWEI FreeBuds 4は、2019年に発売されたアクティブノイズキャンセリングを搭載したイヤホン「HUAWEI FreeBuds 3」の後継機である。イヤホン単体は約4.1gと軽量なため、長時間の着用が可能だ。イヤホン単体のタッチコントロールが強化され、ダブルタップで電話に応答/終了あるいは音楽再生/一時停止、長押しでノイズキャンセリングのON/OFFの切り替えができるほか、スワイプすることで音量の調整も可能だ。デュアルマイクを搭載したハイブリッドアクティブノイズキャンセリングは、ノイズ低減値が最大15dBから25dBとなった。音質面も、低音と高音両方に強化が加わり、高解像度の音質をより楽しめるようになったという。また、自社開発の「アダプティブ・イヤー・マッチングテクノロジー」により、ユーザーの耳の形や装着状態を自動的に検出し、最適なノイズキャンセリングを選択し、低周波音を低減することができる。

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同製品の開発にあたり、10,000を超える様々な耳のデータを解析してイヤホンと耳が接触する部分を8箇所にわけて外圧のシュミレーション分析を行った結果、より快適に装着できるような成型になったという。

また、LCP振動板を採用、高感度14.3mmダイナミックドライバーを搭載している。ドライバーは40kHZの周波数に対応し、高周波帯域の音の再現を強化した。併せて、低音を増強するパワーエンジンが搭載されており、振動版の振動を高めることで、より鮮明な重低音を表現できるようになったとのこと。さらに、デュアルデバイス同時接続にも新たに対応し、iOS/Android/Windows/Mac を同時に2台まで接続することができる。Bluetoothの切り替え動作をせずにシームレスに音楽や通話・動画視聴が可能だ。

専用アプリの「HUAWEI AI Life」では、iOSとAndroid両方に対応しており、デバイスのアップデートやジェスチャーの割りあてなど様々な操作が可能となった。接続センターでは同時接続されているデバイスを確認でき、手動で切り替えが可能で、優先デバイスの設定をすることもできる。ノイキャンセリングのモード(くつろぎ/標準)や、EQ効果を調整することができる。

また、充電ケースは厚さ約21.2mm、重さ約38gで、HUAWEI FreeBuds 3に比べて6.3%の小型化と20.8%の軽量化を実現した。ポケットやカバンに入れて持ち歩くのに便利である。また、急速充電を搭載しており、充電ケース30分の充電で、ケースを併用して14時間の連続音楽再生が可能だ。

なお、HUAWEI FreeBuds 4の市場想定価格は18,480円(税込)となっており、7月30日より発売する。色は、セラミックホワイトとシルバーフロストの2色展開だ。

HUAWEI WATCH 3は、体表温度測定機能や転倒検知、手洗い検出など健康管理テクノロジーを搭載したスマートウォッチである。スマートフォンと連携し「HUAWEI Health」アプリに記録することで、ログデータを簡単に確認することができる。搭載されている機能は以下の通り。

ディスプレイには3D曲面ガラス、ウォッチ本体は冷間鍛造とPVDコーティングを施した316Lステンレススチールを採用しており、日々の小さな擦り傷や指紋、汗による腐食にも強い仕様となっている。背面にはナノジルコニアパウダーを使用したセラミック素材を使用している。これらにより、肌に優しいだけでなく、正確な心拍数のモニタリングも可能になったという。

ウォッチ操作では、レスポンスの良いタッチセンサースクリーン、サイドボタン、、回転式クラウン(リューズ)を採用している。クラウンを回転させると、ディスプレイの機能や音量設定を簡単にスクロールできる。また、ハンドジェスチャーでのコントロールも可能で、着信があった際に拳を握って開くと、電話に出ることができる。さらに、Bluetooth通話に対応しているため、スマートウォッチから電話に応答し、そのまま通話できる。着信やメッセージの確認、天気などの情報の取得も可能だ。

メモリは2GB RAM/16GB ROMを内蔵し、デュアルチップセットを搭載している。実際の使用状況に応じて電力を節約するため、超長時間バッテリー持続モードならば約14日間、スマートモードならば約3日間バッテリーが持続する。また、ワイヤレス充電に対応しており、対応するスマートフォンから給電を行うこともできる。

フィットネストラッカーとしては、屋内外のスポーツに対応した17のプロスポーツモードと、85のカスタムワークアウトモードを搭載している。屋外ランニングや屋外ウォーキングなど6種類のワークアウトは自動検出される。GPS搭載のため、スマートフォンのHUAWEIHealthアプリ上で、ランニングやウォーキングのルート計測も可能だ。なお、HUAWEI WATCH 3のスポーツモデルの市場想定価格は50,380円(税込)、クラシックモデルの市場想定価格が54,780円(税込)となっており、2021年8月以降発売予定としている。

IoTNEWS編集部

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