Google、Pixelの7つの新機能を「Feature Drops」として紹介 - ITmedia Mobile

 米Googleは12月6日(現地時間)、オリジナルスマートフォン「Pixel」シリーズに提供していく予定の新機能「feature drops」を発表した。feature dropsは、3カ月おきに同社が発表するPixelシリーズに追加する新機能紹介だ。今回は7つの機能が紹介された。

 「この曲なに?」は、周囲で流れている音楽を検出し、タイトルを表示する機能。[システム]→[着信音とバイブレーション]→[この曲なに?]で有効にする。

 これまで、曲を特定できないと曲名が表示されなかったが、検索ボタンで手動検索できるようになった。[この曲なに?]の設定画面で[ロック画面に検索ボタンを表示]を有効にする。これで「この曲なに?」アイコンの形が変わり、タップすると曲を検索するようになる。(検索しても見つからず、「曲はみつかりませんでした」と表示されることもある。)

 また、画面に曲名が表示されている状態で曲名の左にある音符記号をタップすると、『「この曲なに?」の履歴』画面が表示され、今流れている曲をSpotifyやYouTubeで聴いたり、YouTube Musicのプレイリストに追加したりできる。

「曲を検索しています」(左)、流れている曲をプレイリストなどに登録(右)

 8月に発売された「Pixel Buds A-Series」でも「Pixel Buds」同様に低音を強調できるようになった。「Android 6.0」以降搭載のPixelシリーズで利用可能だ。

 「クイックタップ」は[設定]→[システム]→[ジェスチャー]で設定する機能。スマートフォンの背面を2回タップして実行する機能を設定しておける。これまでも「アプリを開く」でサードパーティアプリを開くよう設定できたが、米Snapの「Snapchat」の場合、ロック画面からも起動するよう設定できるようになった。(つまり、本人でなくても背面2タップでSnapchatを起動できるということになる。)

 3日の記事でも紹介した「デジタル・キー」は、日本でも利用できるが、対応端末は「Pixel 6」シリーズのみ。BMWの2020〜2022モデルの一部で、車のドアハンドルに端末を近づけることでロック解除、ロックができ、端末をダッシュボードのキーリーダーに置いて車の始動ボタンを押す。

BMWの「デジタル・キー」

 「レコーダー」アプリの日本語テキスト起こしはPixel 6シリーズでは既に使えているが、これが「Pixel 3」以降もサポートする。

 Androidの「ユーザー補助」機能の1つ「音声増幅」は、ヘッドフォンやイヤフォンで周囲の音を聞き取りやすくする機能。β版として、駅やパーティー会場など、騒がしい環境での会話を聞き取りやすくする機能が追加された。

 12月3日の世界障害者デーを記念して、壁紙の「厳選カルチャー」に新たな3つの壁紙を追加した。障害を持つカナダのアーティスト、ダナ・カーリー氏の作品だ。

ダナ・カーリー氏の壁紙

 これらの機能は、Pixel 3からPixel 5a(5G)までには同日から、Pixel 6シリーズには来週、ロールアウトしていく。

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