長らくイヤホンは有線にこだわってきた筆者ですが、少し前にワイヤレスイヤホンを購入しました。理由は自宅での生活を快適にするためです。
2021年に入って再び緊急事態宣言が発令され、また自宅で過ごす機会が増えているのですが、そうすると自宅でスマートフォンやタブレット、パソコンを使い、仕事でオンラインでの発表会を見たり、息抜きにYouTubeなどの動画を見たりする機会が増え、必然的にイヤホンをする機会が増えてきます。ですが有線イヤホンを長らく使っているとケーブルがわずらわしくストレスに感じることも多かったので、ワイヤレスイヤホンに変えてみようと思った訳です。
自宅でのイヤホン利用のストレスを減らすワイヤレスイヤホンを購入。自宅ではノイズキャンセリングなどが必要ないので、低価格帯で評判が良かったJVC製のものを選んだ
ですがいざワイヤレスイヤホンを使ってみると、思ったように活用ができませんでした。筆者は自宅でスマートフォン、パソコン、そしてタブレットと目的に応じてさまざまな機器を使い分けているので、できれば1つのワイヤレスイヤホンですべての機器をカバーしたいと考えていたのですが、そこで引っ掛かったのが相性問題です。
最近のワイヤレスイヤホンはマルチペアリングに対応しているので、Bluetoothに対応している機器であれば複数の機器を登録し、接続することも可能です。ですが接続する機器によってはそもそも相性が悪かったり、本体の処理能力が影響したりして音切れが発生、快適に使えないケースがいくつかあったのでした。
では機器の相性に左右されず、ワイヤレスイヤホンを活用するにはどうすればいいか……と考えた結果、ワイヤレス部分だけ専用のハードにしてしまえばいいのでは? という結論に至った次第です。どういうことかといいますと、要はBluetoothトランスミッターを使うのです。
ワイヤレスイヤホンの使い勝手が接続する機器に左右されないよう、Bluetoothトランスミッターを導入。AUKEY製のコンパクトなものでお値段は2000円ほど
具体的にはワイヤレスイヤホンとトランスミッターをペアリングした後、ワイヤレスイヤホンで音を聴きたい機器にトランスミッターを接続するだけ。これなら機器との相性に左右されることなく、ワイヤレスイヤホンを快適に使えるという訳です。もちろんトランスミッターがつながる持ち運びなどは不便になるのですが、自宅で利用する分にはあまり問題になりません。
HUAWEI P30のイヤホン端子にBluetoothトランスミッターを接続したところ。外で使うには気になるサイズ感だが自宅で使う分にはそれほどでもない
ただトランスミッターを接続するにはイヤホン端子が必要なので、イヤホン端子がないスマートフォンでは活用できないのですが、幸い自宅でよく使っているパソコンとiPad(第6世代)、そしてHUAWEI P30はどれもイヤホン端子を備えていたので安心。スマートフォンでは既にレガシー扱いとなっているイヤホン端子ですが、今回のケースではそれが意外にも救世主となってくれたので感謝しきりです。
イヤホン端子があれば大抵の機器で、Bluetoothなどの相性を気にせずワイヤレスイヤホンが使えるのがトランスミッターのメリット。もちろんiPadやパソコンでも活用できる