<児童労働について:https://www.youtube.com/watch?v=DNEdY_UprtU&t=8s>
<家事使用人の少女>(コロナ禍前に撮影)特に、他人の家の家事・子どもの世話をする「家事使用人」は、家の中で働いているため外から見つけることが困難であり“隠された児童労働”と呼ばれています。学校再開後も働き続けざるを得なかったり、新たに働きに出てくる状況などもあり問題は深刻化。 本キャンペーンは、書き損じ・未使用のはがき・切手を全国から集め、33万人以上とされるバングラデシュで働く少女たちの支援活動*などに役立てます。お年玉年賀はがきの当選(発表は1月16日(日))にはずれたはがきの他、過去の郵便料金の改定で不要になった旧価格のはがき・切手も対象に。切手1円からでも、家にいながら不要品を活用して気軽に参加できる支援活動です。※出典:ユニセフ「COVID-19:児童婚の進展への脅威」https://www.unicef.or.jp/news/2021/0054.html ILO: https://www.ilo.org/tokyo/WCMS_802422/lang--ja/index.htm「あなたのはがきが、だれかのために。キャンペーン」は、老若男女だれもが気軽に参加可能な「はがき1枚からできる国際協力」として国内に広がり、開始10周年を迎えた2019年には65万枚規模になるなど、書き損じはがき・切手を対象とした単独の寄付キャンペーンとしては、国内最大級の取り組みです。しかし、昨今の年賀状離れや企業間の年賀状廃止が急速に広がり、2022年用年賀状の発行部数は過去最低を記録。実際にシャプラニールの前回キャンペーン(2020年~2021年)では、寄付実績が前々回の65万枚から46万枚に減少、約20万枚ほど規模が縮小してしまいました。増加が依然と続く海外の子どもの問題の撲滅に向けて、今年もキャンペーンの継続実施を決定。全国からのご支援を募ります。デジタル年賀状のサービスなども増えており、古い切手が使えず残ってしまうことも予想されますが、本キャンペーンでは余ったはがきだけでなく切手も寄付いただけます。 <センターがある建物の入り口>今年の目標は50万枚。多くの少女達が働きに出ている首都・ダッカ市内のスラム街近くの民間住宅エリアに、支援センターを新たに開設しました。この地域では家事使用人として働く少女への支援活動はあまり行われていませんでした。コロナ禍による学校閉鎖や家庭の収入減を理由に新たに働きに出てきた少女もおり、今後も支援を強化していくことが必要とされています。 <新センターにて基礎教育の授業を受ける少女達>不要なはがき10枚(約500円)が、支援センターを1日運営できる費用相当になります。はがき20枚では、読み書きを学ぶ授業を1ヶ月実施できる費用に相当します。(教材費などに充当)子どもの中には、そもそも自分の意思を親や雇用主にうまく伝えることができない子もおり、教育支援を通じたコミュニケーション能力の向上が、児童労働・児童婚の回避に実際に繋がっています。お年玉年賀状の当選発表が1月16日(日)に予定されていますが、ハズれたはがきでも、海を越えて、だれかのために活用されます。ご寄付いただいた方に現地の少女からお礼のメッセージレター*が後日届けられます。※ 寄付は管理費など活動全体にも使用されます。※ レターは後日、日本国内から郵送します。 尚、個別の返信メッセージではありません。●対象・未投函の郵便はがき・書き損じた年賀はがき、過去の余った年賀はがき等・切手(未使用、使用済み)●参加、寄付の方法: 封筒などに入れて、下記までお送りください。〒169-8611 東京都新宿区西早稲田2-3-1 シャプラニール「あなたのはがきが、だれかのために。キャンペーン」係●受付期間: 2021年12月26日(日)~2022年3月31日(木) ※キャンペーン終了後も寄付を受け付けています。●キャンペーン・参加方法の詳細:https://www.shaplaneer.org/lp/hagaki_cam/ ※電話申込も受付可能です。 シャプラニール東京事務所 03-3202-7863(受付時間:火~土曜 10:00~18:00 )バングラデシュで家事使用人として働く少女は、外から目が届かない家の中で一日中働き学校にも行くこともできないため、子どもの権利を奪われています。児童労働の問題は、昨年の児童労働撤廃国際年や「外交ボイコット」で焦点となった人権問題などで、近年注目が集まっています。しかし、カカオ・チョコレートなどの食品産業、自動車・電子機器・レアメタルに代表される工業品のような業界団体が存在せず、サプライチェーンのような監視体制が働かないため、児童労働の中でも特に支援が届きにくく改善が進んでいません。工場で働く子どもやストリートチルドレンなどと異なり、家の中で働く少女を発見するのは極めて難しいことから「隠された児童労働」とも言われ、性的虐待にも繋がりやすいため支援の緊急性が高い問題となっています。 |
<左:支援センターに通うことができない少女へ家庭訪問で宿題を渡すスタッフ><右:実態調査のために雇用主宅を訪問する現地スタッフ>
<支援センターの様子>(コロナ禍前に撮影)~支援が届きにくい「取り残された人々、課題」にアプローチする国際協力NGO~2022年に創立50周年を迎える、南アジアを中心とした「取り残された課題」に取り組む国際協力NGO。①子どもの明日を守る、②災害に強い地域をつくる、③社会からの孤立を防ぐ、➃市民同士のつながりを促すという4つの主な活動を展開。バングラデシュやネパールといった社会や他の援助団体の支援から「取り残された人々」など、「取り残された課題」に対して特定の宗教、政治、企業、団体に属さずに支援を届けています。・団 体 名:特定非営利活動法人シャプラニール=市民による海外協力の会・所 在 地:東京都新宿区西早稲田2-3-1 早稲田奉仕園内・代 表 者:坂口和隆(代表理事) ・創 立:1972年9月1日・主な活動国:バングラデシュ、ネパール、日本・主な活動内容:児童教育支援、児童労働の予防と削減、減災・防災支援、災害緊急救援・復興支援、在留外国人にかかわる取り組み、フェアトレード活動、開発教育および出版活動、スタディツアー等・職 員 数:日本:18名、バングラデシュ:13名、ネパール:6名・公式サイト:https://www.shaplaneer.org/・オンラインショップ「クラフトリンク」:https://craftlink.shop/