[アプリビジネスに乗り出したカシオの目算] 20年来のコミュニケーションサービスへのこだわり - ケータイ Watch

 時計、デジカメ、電卓、楽器など、ハードウェアメーカーとして知られるカシオ計算機が、2013年からモバイルアプリビジネスにも取り組み始めた。以前から同社ハードウェア製品の販促、機能補助という位置付けでスマートフォン向けのサポートアプリを提供してはいたが、利益を追求する形でアプリ単体でビジネス展開する動きはこれまでになかったものだ。

 2013年10月に曲のコード譜面作成を支援するiOSアプリ「Chordana Viewer」をリリースしたのを皮切りに、楽器演奏のテンポと音程をチェックするiOSアプリ「音楽練習ツール」と、往年のシンセサイザーCZを再現したiPadアプリ「CZ App for iPad」を立て続けに発表。さらに鼻歌から作曲できる「Chordana Composer」の公開が大きな話題となり、2015年3月にはテキストで頭出しできるiOS向けの「キーワード頭出し ボイスレコーダー」と、顔写真からキャライラストを自動生成する「撮ってキャラスタジオ」の2本も新たにリリースした。

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 なぜここまでハイペースにオリジナルアプリ開発を進めているのだろうか。アプリ事業を主導する同社コンシューマ事業部 企画部 部長の石田氏にその理由と狙いを聞いた。