9月21日にリリースされたiPhone向けの最新OS「iOS 15」。前バージョンからの変更点としては「集中モード」の搭載や「通知センターのUI変更」といったポイントがある。そんな変更点のうち、気がつきにくいのが「日本で購入したiPhoneでもシャッター音がオフにできる」というアップデート。というのも「海外滞在中」という制限があるため、日本で試すことができないからだ。
幸い筆者は、取材で渡仏の機会があったので、iOS 15を搭載したiPhone 13 Proを持参してテストしてみた。テキストでは音を伝えにくいため、実際の挙動は下記動画を参照して欲しい。
動画内にあるように、本体左側面にあるスイッチで消音モードをオンにすると、カメラのシャッター音が鳴らなくなる。写真だけでなく、Liveフォトがオンのときの小さいシャッター音や、ビデオ録画のスタートと停止時に鳴る音、そしてスクリーンショット撮影時のシャッター音も鳴らなくなっている。
ちなみに使用している「iPhone 13 Pro」は、Appleから購入したモデルで、日本のキャリア(ドコモ)のSIMを装着している。
今回取材に同行しているほかの記者も、日本購入のiPhone 11 ProとiPhone 12 miniを持っているが、同じくiOS 15にアップデート済みのため、シャッター音はオフにできているとのこと。
何をトリガーにして、シャッター音オフが可能になるか公表はされていないが、フライトモードにするとシャッター音オフが無効になるので、iPhoneが掴んでいるモバイル通信の電波を条件のひとつにしている可能性が高そう。
ちなみにスクリーンショットだけは、フライトモードをオンした状態でもシャッター音は鳴らず、日本でもテストしてもらったところ、同じ挙動とのこと。ただしこれもまた例外があり、カメラアプリのスクリーンショットはシャッター音が鳴るといった仕様だ。
また日本と同じ施策の韓国に行った場合、どういう挙動になるかは確認できていないためわからない。
フライトモードにすると、海外でもシャッター音はオフにできなかった
取材中、特に講演やインタビュー中にiPhone(および日本で購入したスマートフォン全般)で撮影すると、シャッター音が煩わしく困っていたが、少なくとも海外では解消されたのはうれしいポイントだ。
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