シーバスやアジングなど、夜がメインとなる釣りでは、デイゲームに比べて暗くて十分な視界が得られないというのが、大きなストレスとなりがち。ライトを使えばいいのだが、それだと魚にプレッシャーが…。そんなときにキャッチした、暗視スコープの情報!早速、取り寄せて試してみました!
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その暗視スコープの名は「サイオニクス」。フルカラーナイトビジョンと謳っています。WEBサイトで仕様書を読んでいると、なになに…ISO感度が819200…。
ソルト編集部・N川「は? ハチジュウイチマンキュウセンニヒャク!? 」
数字で言われてピンとこないので、昨今流行りのフルサイズミラーレスカメラの高感度モデルの常用ISO感度の最大値を調べてみました。ソニーのα7sⅲとか、キヤノンのEOS R6とかだと、大体102400ですね。なので、その8倍! 並み居る高感度モンスターミラーレスを遥か彼方に引き離すバケモノカメラじゃん! さらに、仕様書を読み進めると、何とIP67の防塵防水仕様!?
ソルト編集部・N川「素晴らしい…。」
●センサー:超低照度CMOSセンサー(特許取得) ●ISO感度:819200 ●ファインダー:有機EL ●レンズ:16mm Night(f/1.4)・Twilight(f/2.0)・Day(f/5.6) ●動画:720×360 MOV ●静止画:1280×720(92万画素) ●機能:GPS 加速度センサー コンパス ●データ保存:microSD(最大256GB) ●自重:274g(電池含) ●防塵防水性能:IP67
www.hanshinco.com2 Pockets暗視スコープ サイオニクス(SIONYX) フルカラーナイトビジョン|阪神交易https://www.hanshinco.com/sionyx-aurora.html暗視スコープと言うと、軍用のゴツい装備を想像しがちだが、サイオニクスの自重はバッテリー込みで300g未満、ボディサイズも片手に乗るほどコンパクトなようです。釣行時は、タックルやルアーなどただでさえ装備の多いので、コンパクトなボディサイズはとても助かるし、水辺で使うものだから防塵防水なのも嬉しい。
ちなみに、IP67の防塵防水というのは、具体的に言うとiPhone(XRや8など)と同等で、「粉塵が内部に侵入」せず、「一定の水圧で30分水中に浸けても有害な影響が出ない」というもの。
ソルト編集部・N川「うむ、悪くないだろう」
そして、肝心な映像。暗視スコープと聞いてイメージするのは、グリーン単色の映像。しかし「サイオニクス」は「フルカラーナイトビジョン」と謳うだけあって、カラーで見えるらしい。えっ、肉眼で見えない真っ暗闇をカラー映像で見せてくれるってこと?
ソルト編集部・N川「控えめに言って最高じゃないか…」
是非、試してみたい。ということで、選択したのは最高グレードとなる「サイオニクスプロ」。早速手配! で、届いたものは…。
最高グレードのプロは、64GB以上のマイクロSDカードを使用した場合に、10時間連続撮影が可能となる。ブラックとスポーツはGPSや加速度センサー、コンパス機能が省略されていて、価格がリーズナブルに。なお、スポーツのみハードケースが付属しない。
世の中「プロ」と言う名がつく商品は多い。iPhone「プロ」、MacBook「プロ」、Xperia「プロ」、カップヌードル「プロ」…。そんな数多ある「プロ」商品の中でも、着弾した「サイオニクスプロ」はその名にふさわしい「プロ用機材」といったたたずまいですよ。
いかにも堅牢そうな専用ハードケースのロックを解除し蓋をあけると、そこには「本体、バッテリー2個、メディア(マイクロSD)、接続コード類」が、くり抜かれたウレタン内にジャストフィットで収まっています。これは、所有欲を満たしますなぁ!
カメラ大好きスタッフが、早速あれこれイジり倒した結果、このサイオニクスプロはイージーにも使えるし、設定を細かくカスタマイズすれば本格的な使用も可能な、とてもユニークなカメラだということがわかってきました。では、実際に使用した上での機能面を紹介してきますね。
付属のバッテリーを本体にセットして充電(充電器は付属しない)。モードダイヤルを任意のモードに合わせれば、起動します(起動時間は1.5〜2秒程度)。
ファインダーはEVFで、デフォルトではバッテリー残量や時刻、選択中のモードなどが枠外に表示されているのみ。設定呼出ボタン長押しで、グリッド先や水準器をオーバーレイで表示可能。また、EVFのオン・オフは自動で、ファインダーを目を離すと自動で画面が消灯。バッテリー消費を抑えてくれます。この辺の機能は、最新のミラーレス一眼レフカメラと同等のものを搭載しています。
モードダイヤルで「写真」か「動画」を選択したら、レンズの直後にある「シーン切り替えダイヤル」を、明るさに合わせて設定。日中なら「DAY」モード、朝夕マヅメなら「TWLT(トワイライト)」モード、ほとんど視界がないような真っ暗闇は「NIGHT(ナイト)」モードを選択するといった感じ。あとは、赤い撮影ボタンを押せばOK! カンタンだ! では、実際に夜の水辺での撮影に行ってみましょう!
まず到着したのは、街頭がほとんどない湖のほとり。時間帯は、市民薄明はとっくに過ぎ、天文薄明に入りつつある状況です。では、まず動画の比較からスタートです。サイオニクスプロとiPhoneXRを、同じ照度下で同時に撮影してみました。完全な夜ではなく、天文薄明を選んだのは、iPhoneがほぼ真っ黒な映像となってしまい、比較にならないんじゃないかという忖度からです。
カメラおまかせでカンタンに撮れるサイオニクスプロですが、設定呼出ボタンで、シャッター速度を手動で変えられたり、EVFにグリッド線や水準器を表示させたりと、自分好みに設定を追い込むことも可能ですよ!
iPhoneにもAndroidにも、専用アプリが用意されているので、サイオニクスとスマートフォンやタブレットとWi-Fiでつなぐ設定をしておけば、現場で遠隔撮影も可能です。例えば、サイオニクスを三脚で立てておき、離れたところでコントロールも可能だったりする。メチャ便利やん!
そこなんですが、それはもう、皆さんの創造性におまかせ致しますが、例えばですが、アングラーが自分の釣りを記録するのに人気のGoproなどのアクションカメラって、総じてローライトの撮影が苦手だと思うんです。アクションカメラ自体、そもそも日中の使用を前提に作られていると思うので、それは当然なんですが、ナイトゲームをメインにされているシーバスマンやアジングのアングラーさんなんかは、そこは少なからず不満を抱えてらっしゃると思うんです。
このサイオニクスプロは、そういった方々のフラストレーションを解決する一助を担える存在になり得る可能性を十分持っていると思いますし、記録するだけでなく、ナイトゲームの視界確保であったり、あとはマイボーターの方や遊漁船の方の夜間航行時の補助として使うという選択肢もあると思います(下記動画参照)。
暗視スコープ サイオニクス(SIONYX) フルカラーナイトビジョン|阪神交易https://www.hanshinco.com/sionyx-aurora.htmlSIONYX AURORA Sports CDV-200C 防水型超高感度デイナイトアクションカラービデオカメラ [防水+防塵]created by RinkerSiOnyxSiOnyx AURORA BLACK デイナイトビジョン プラスチックハードケース付モデルcreated by RinkerSiOnyx AURORASiOnyx AURORA PRO デイナイトビジョン C011300created by RinkerSiOnyx AURORA次ページ 1 2