[新しい「iPhone SE」、旧モデルのユーザーは買い替えをどうすべき?] - ケータイ Watch

 アップルは新モデル「iPhone SE(第2世代)」を発表した。

 2016年3月に発売されたiPhone SE(第1世代)の名前を受け継いでいるので、名前に聞き覚えがある人も多いことだろう。同じ“SE”ということで、「スタンダードモデルより若干小さくてお値段も安価」というコンセプトも受け継いでいるが、かつての「iPhone SE」のサイズやデザインはまったく別。スペック面で見ると、iPhone SE(第2世代)はiPhone 8のリファインモデルと言える。

iPhone SE(第2世代)。外見はiPhone 8までと似ている

 iPhoneでモデル名の使い回しは珍しい。しかしアップルの他の製品ではよくあり、たとえばiPadは全ラインナップにおいて同じ名称を継承し、Macはもともと世代ごとでモデル名が変化しない。そのため、本誌を含むさまざまなメディアでは、(第X世代)(20XX年モデル)といった表記で世代を示していることが多い。

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 新しい「iPhone SE」のSIMフリーモデルの価格は、もっとも安い64GBモデルで4万4800円(税抜、以下同)、128GBモデルで4万9800円、256GBモデルで6万800円と、ほかのiPhoneに比べるとかなりお安い。2019年秋に登場した「iPhone 11」もコストパフォーマンスの高いモデルだが、iPhone SE(第2世代)の低価格にはかすんで見えてしまうくらいだ。

 4インチの小型モデルを期待していた人にとっては肩透かしな「SE」と言えるかも知れないが、そうは言っても「iPhone 11はちょっと高くて買い換えたくないなぁ」と思っていた人にとっては、最良の選択肢となるモデルである。

 まだ筆者も実機を入手していないが、この記事では発表スペックなどを元に、過去モデルと比較して買い換えをどう考えるべきか、解説していきたい。