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アップルは10月26日、最新のOSとして「iOS 15.1」、「iPadOS 15.1」、「macOS Monterey」の提供を開始した。このうちiOSとiPadOSでは、ビデオ通話アプリ「FaceTime」を使って家族や友人とビデオや音楽などをシェアできる「SharePlay」が利用できるようになった。
同日から販売が開始された完全ワイヤレスイヤフォン「AirPods(第3世代)」をフル活用する場合にも、これら最新OSが必要。
SharePlayは、FaceTimeとApple TVアプリ、Apple Music、そのほか対応しているサードパーティアプリのコンテンツを同期して、体験を共有できる機能。参加している全員がコントロールを共有でき、一時停止、再生、早送り、巻き戻しといった操作ができる。友達が話したときに、映画、テレビ番組、曲の音量を自動的に下げるスマートボリューム機能も備えた。
Apple TVでは、iPhoneでFaceTime通話を継続しながら、大画面で共有したビデオを視聴するためのオプションに対応。画面共有も可能で、FaceTime通話の参加者全員で写真を見たり、Webサイトを参照したり、お互いをサポートしたりすることができる。
macOS MontereyもSharePlayを利用できるが、提供は今秋の予定で、今回のアップデートには含まれていない。また6月に行なわれた年次開発者会議「WWDC」で披露されたMacとiPad間でキーボードとマウスをシームレスに利用できる「ユニバーサルコントロール」も今秋提供予定。
そのほかiOS 15.1では、iPhone 13 Pro/13 Pro MaxでのProResビデオ撮影に対応。同モデルで写真またはビデオ撮影時に自動マクロ切り替えをオフにする設定も用意されたほか、翻訳の繁体字中国語(台湾)に対応。不具合修正なども行なわれている。
macOSは、FaceTimeで空間オーディオが利用できるようになったほか、「MacにAirPlay」機能が登場。iPhoneやiPadからMacに直接コンテンツを共有でき、AirPlayスピーカー機能を使って、ミュージックをMacのサウンドシステムで再生できる。