配信
1コメント1件
Appleより
米Appleがオンラインイベントにて発表した、新たなワイヤレスイヤホン「AirPods(第3世代)」。これにより、今後は3モデルのAirPods(AirPods Pro、AirPods(第3世代)、AirPods(第2世代))が同時に販売される。ここではどのように自分に1番あったAirPodsを見つけるのかについて、解説しよう。【写真】歴代AirPodsシリーズ・ベースモデルとProモデルのいいとこ取り 新しく発表されたAirPods(第3世代)についておさらいしよう。AirPods(第3世代)は前モデルのAirPods(第2世代)から大きくデザインを変更し、耳にフィットしやすいカナルタイプの形状となった。本体操作にはAirPods Proと同じく感圧センサーを利用し、またIPX4の耐汗耐水性能を実現している。 サラウンド技術の「空間オーディオ」やそれを発展させた「ダイナミックヘッドトラッキング」、耳の形を検出し音を調整する「アダプティブイコライゼーション」への対応も特徴だ。これらの機能は、これまでAirPods Proでしか利用できなかった。 バッテリー駆動時間はイヤホン単体で最大6時間、充電ケースを含めれば最大30時間の再生が可能。他のAirPodsの2モデルよりも長い再生時間となっている。充電ケースは「MagSafe」によるワイヤレス充電が可能だ。 AirPods(第3世代)の販売価格は2万3800円(以下すべて税込)。1万6800円のAirPods(第2世代)と3万580円のAirPods Proの、ちょうど中間の値札がつけられている。・唯一無二のノイズキャンセリング 上位モデルのAirPods ProとAirPods(第3世代)の違いは明瞭で、アクティブノイズキャンセリング(ANC)機能の有無だ。AirPods ProのANC機能は極めて評価が高く、電車や飛行機などの機械音をあらかた消し去ってくれる。 AirPods Proの「外部音取り込みモード」も実に便利だ。これはイヤホンのマイクで集めた周囲の音を耳へとあえて通過させる機能で、周囲に注意をはらいながら音楽を聞くときに役に立つ。 AirPods Proには3種類のイヤチップが付属するので、より自分の耳の形状に合わせたカスタムが可能だ。細かな違いだが、「均圧のための通気システム」もAirPods Proにのみ搭載されている。最高のAirPodsが欲しければ、迷わずAirPods Proを選択して欲しい。・自宅で使うなら十分な第2世代モデル 1世代前のモデルとなったAirPods(第2世代)だが、用途によってはこちらも十分活用できる。AirPods(第3世代)と比較すると空間オーディオやダイナミックヘッドトラッキング、耐汗耐水性能などが欠けているが、家で使うのならなんら問題はない。 AirPods(第2世代)の4gという軽量さも、魅力の一つだ。AirPods(第3世代)は4.28g、AirPods Proは5.4gと高機能になるほど本体重量が増え、同時に耳への負荷も上がっていく。気軽に装着して音楽や通話を楽しむ、そんな使い方ならAirPods(第2世代)を選ぶのも十分ありだろう。 気づけば3モデルが同時販売されるまでに成長した、AirPodsのラインナップ。より本格的に音楽再生やDTMを楽しみたいのなら、ワイヤレスヘッドホン「AirPods Max」にステップアップするという選択肢も用意されている。AirPodsシリーズは今後も、ワイヤレスイヤホンの象徴的な存在でいつづけることだろう。
塚本直樹
最終更新:リアルサウンド