マイクロソフトが Xbox ワイヤレスコントローラーの新ファームウェアをインサイダー向けに配信しました。
最新のファームウェアを適用することで、Xbox One S世代のコントローラやエリコン2ことEliteコントローラ Series 2でも、「ペアリングボタン2度押しで、スマホなどBluetooth機器と Xbox 本体をすばやく接続切り替え」や、入力の遅延を最小化するDynamic Latency Input (DLI)など、最新の Xbox Series X|S 世代限定だった機能が使えるようになります。
Xbox ワイヤレスコントローラの新機能追加ファームウェア配信は、正式配布前のアップデートを先行テストできる Xbox Insider のうち Alpha / Alpha Skip Ahead を選択したユーザーが対象。
一般ユーザー向けには今後数週間のうちにもシステムアップデートの一部として配信されるはずです。
今回の新ファームは最新世代(Xbox Series X|S世代) Xbox ワイヤレスコントローラーだけだった機能を旧世代でも使えるようにするもので、対象はBluetooth搭載の Xbox One世代コントローラ、Xbox Elite ワイヤレスコントローラー Series 2、およびアダプティブコントローラ。
Xboxのコントローラは、Xbox One Sの世代からBluetoothでスマートフォン等の機器にも接続できる汎用ゲームコントローラになったために、名称も「Xbox Oneワイヤレスコントローラー」ではなく単に「Xbox ワイヤレスコントローラー」になりました。
最新のXbox Series X|S世代も名称はそのまま「Xboxワイヤレスコントローラー」なので若干ややこしくなっていますが、今回のアップデート対象は「Xbox One SやXの付属コントローラ」または「Bluetooth対応 Xboxワイヤレスコントローラーのうち、中央にShareボタンがない世代」が対象です。
カスタマイズ性に優れた高級コントローラの Xbox Eliteワイヤレスコントローラー Series 2もこの「Shareボタンがない世代」のため、今回のアップデートの恩恵を得られます。
XboxコントローラでBluetooth(スマホ)とXbox接続を素早く切り替える方法(Series X|S世代以降)
この世代のXboxワイヤレスコントローラーはBluetooth接続に対応したものの、ワイヤレスの接続先をBluetooth か Xbox 本体(またはXbox Wireless対応PC)かどちらかひとつしか本体に記憶できず、つなぎ替えたい場合はペアリングボタンの長押しと接続先機器の操作が必要という不便がありました。
アップデート後は、ペアリングボタンの二度押しで前回接続したBluetooth機器と、Xbox Wireless機器のあいだで接続先を切り替えることができるようになります。
もうひとつのDLI (Dynamic Latency Input)は、コントローラがボタンやスティックを読み取って本体に送る過程を再設計・最適化することで入力遅延を最小化する機能。
マイクロソフトは年末の新作 Halo Infiniteにあわせて、高級コントローラの Eliteワイヤレスコントローラも限定版を発売しますが、こちらは Xbox One時代末期から世代が変わっていない Series 2のまま。
今年発売の限定モデルなのに、ワイヤレスの仕様的には昨年発売の標準モデルにやや劣る微妙な状態になるところでしたが、新ファームで同等に改善することになります。
Halo Infinite限定版Xbox Series Xは9月21日予約開始。EliteコントローラとForza Horizon 5限定版も
もちろん、まだ Xbox Series X|S を買っていない・最新世代コントローラを使っていないユーザーにとってもうれしいアップデートです。
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Xbox Controller Firmware Update Rolling Out to Insiders Starting Today - Xbox Wire