「Pixel 6」「Pixel 6 Pro」どっち買う? カメラ・サイズ・価格に差 仕様比較

Googleが本日(10月20日)より予約受付を開始し、10月28日に発売する「Pixel 6」と「Pixel 6 Pro」。兄弟モデルではあるものの、仕様面では毛色が異なる面もあります。本記事ではそんな2機種の違いをまとめてみました。

両モデルの直販価格(税込)は、「Pixel 6」の128GBモデルは7万4800円、256GBモデルは8万5800円。「Pixel 6 Pro」の128GBモデルは11万6600円、256GBモデルは12万7600円です。

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まず目を引くのがディスプレイサイズです。「Pixel 6」は6.4インチ、「Pixel 6 Pro」は6.7インチ。6.7インチは「iPhone 13 Pro Max」と同一サイズで、実際に持てば巨大に感じそうです。

なお「Pixel 6」のほうが画面が小さいから持ちやすいかというと、スペック上はそうでもありません。「Pixel 6」は画面の余白(=ベゼル)が広く、持ちやすさに直結する横幅は74.8mm。「Pixel 6 Pro」の横幅75.9mmと比べても差は大きくありません。「iPhone 13 Pro」の横幅71.5mmに比べてもかなり幅広で、重量も「Pixel 6 Pro」と同等。決してコンパクトな端末ではないでしょう。

表示リフレッシュレートは「Pixel 6」の90Hzに対して、「Pixel 6 Pro」は120Hz。「Pixel 6 Pro」のほうがスクロールや120Hz表示に対応するゲームなどで、より滑らかな表示が期待できます。

プロセッサ面では、両モデルともGoogle独自開発をうたうTensorチップを搭載。コンピュテーショナルフォトグラフィーや音声認識に用いるAIに特化した設計となっており、例えばリアルタイム翻訳や、写真に写り込んだ人を除去する「消しゴムマジック」など、高度なオンデバイスAIを利用できます。


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RAM容量は「Pixel 6」の8GBに対し、「Pixel 6 Pro」は12GB。両モデルとも十分なRAM容量を備えていますが、「Pixel 6 Pro」のほうが余裕があります。

背面カメラは、5000万画素 1/1.31インチの大判センサーを備えるメインカメラ、画角114度の超広角カメラを搭載する点は両モデルで共通です。

一方、最大の違いとなるは「Pixel 6 Pro」だけが搭載する望遠カメラで、光を直角に屈折させて焦点距離を稼ぐ「ペリスコープ」構造によって、光学4倍望遠を実現しています。スマートフォンのカメラに望遠を求めるユーザーには「Pixel 6 Pro」が最適でしょう。

ネットワーク面では、両モデルとも5Gに対応する一方、「Pixel 6」はsub6のみ、「Pixel 6 Pro」はsub 6とミリ波に両対応と、仕様が異なります。ミリ波は28GHz帯といった高い周波数で、高速大容量通信を実現する電波ですが、現状はエリア展開が極めて限定的なため、対応する恩恵はあまりないでしょう。しかし、長く使うのであれば気になるポイントの1つです。

最後にデザインについて。両モデルとも「カメラバー」と呼ばれるデザインアイコンを採用。前面・背面ともコーニングのゴリラガラスVictusを採用し、耐久性はPixel 5比で2倍に高めています。

Googleによると、特に「Pixel 6 Pro」は高級腕時計などにインスパイアされた高級感が特徴だといい、フレームなど細部の質感を高めています。

なお、Pixel 6は画面がフラットなのに対し、Pixel 6 Proは両サイドが湾曲したエッジディスプレイを採用。エッジディスプレイの採用は好みが分かれそうです。

カラーは「Pixel 6」がSorta Seafoam・Kinda Coral・Stormy Blackの3 色展開。「Pixel 6 Pro」はSorta Sunny・Cloudy White・Stormy Black の 3 色展開です。

主な仕様比較は下記の通りです。

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