スマホでひと味違う写真を撮れるカメラアプリおすすめ9選|@DIME アットダイム

スマートフォンで写真を撮る時、標準カメラアプリを使っている方が多いと思いますが、実はサードパーティー製のカメラアプリも多種多様にあります。デジカメを使うほどではないけれど、ほかの人とひと味違う写真が撮りたいという方は、ぜひサードパーティー製のカメラアプリを試してみてください。この記事では、iPhone/Android/iPhone&Android共通と、3タイプのおすすめアプリをご紹介します。

カメラアプリを選ぶポイント

サードパーティー製カメラアプリを使うからには、標準アプリより使いやすいもの、または機能が充実しているものでなければメリットを感じられません。そのため、カメラアプリ選びにおいて「使いやすさ・機能性」は最も重要といえるでしょう。

また、どんなに優れたアプリでも、用途に合っていないと撮影意欲が削がれてしまう可能性があります。自分がどんな機能を重視しているのかまず考えることで、数あるカメラアプリの中から選択肢を絞りやすくなります。

例えば、写真好きで撮影に関する知識をある程度持っている方は、マニュアル設定が可能なアプリを選ぶと自由度の高い撮影が可能に。一方で、デジカメ等を使ったことがなく手軽に綺麗な写真が撮りたい方にとっては、マニュアル設定ができるアプリは使いこなすのが難しく感じるかもしれません。

そのほかのチェックポイントは、フィルターの種類が充実している、自撮りがしやすい、シーン別撮影機能や撮影補助機能を備えている、ワンタッチで操作できる、画像編集も行えるなど。また、中には完全無料ではなく、機能をフルに使うために課金が必要なもの、試用期間を過ぎると有料となるものもあるので、料金についてもしっかり確認しましょう。

人気のカメラアプリでも、iPhone/Androidどちらかにしか対応していない場合があります。機種やOSのバージョンによって使えないこともあるので、アプリのダウンロードページ等を確認しましょう。

昨今では、デジタルカメラやフィルムカメラをメイン機として、サブカメラにスマートフォンのカメラアプリを利用する方も増えています。

高機能なカメラアプリの中には、グリッドやヒストグラムを表示できるもの、写真の圧縮率の変更やRAW形式の保存が可能なもの、手ぶれ補正を備えているものなどもあります。

おすすめカメラアプリ【Android編】

まずは、Android向けカメラアプリをご紹介します。

シンプルで使いやすいインターフェイスが魅力の「Footej Camera 2」。

※実際の撮影画面をデジタルカメラで撮影

一眼レフカメラのようなマニュアル設定が可能で、ISO感度やシャッタースピード、ホワイトバランスなどを細かく調整できます。格子状、四角、黄金比などグリッドの種類も充実(画像右)。さらに、パノラマや動画撮影も可能で、動画を撮影してGIF画像の作成ができます。無料版は機能に制限があります。

【参考】Google Play

「Open Camera」は無料かつ広告表示のない人気のカメラアプリです。撮影時にISO感度などの細かな設定が可能で、連写機能、フラッシュ赤目軽減、AEロック(露出の固定)など機能も充実。グリッドやカメラの傾き具合の表示も可能なので、整った写真が撮りやすいです。

※実際の撮影画面をデジタルカメラで撮影

保存先と圧縮率の指定ができるため、高画質な写真を撮りたい方にもストレージ容量を節約したい方にもおすすめできます。

【参考】Google Play

おすすめカメラアプリ【iPhone/iPad編】

続いて、iPhone/iPadのおすすめカメラアプリをご紹介します。参考画像は、原則iPadで撮影しています。

「StageCameraHD」はトリプルカメラやデュアルカメラにも対応したiPhone向けアプリ。セルフタイマーや連続撮影モード、グリッド線表示、日時の焼付け、手振れ補正などの機能が使用でき、子どもの撮影やマナーへの配慮が必要な場所での撮影に便利なマナー撮影が可能です。

画像左はグリッド表示をオンにした実際の撮影画面(デジタルカメラで撮影)で、とてもシンプルです。右は実際にアプリで撮影した写真で、記念写真を撮影する際に便利な日時を入れる機能を使っています。

スマホでひと味違う写真を撮れるカメラアプリおすすめ9選|@DIME アットダイム

基本的には無料で利用できますが、高解像度での写真撮影を行いたい場合はアプリ内課金が必要となります。

【参考】App Store

「Focos」は一眼レフのようなボケ味を活かした写真を撮りたい方におすすめです。

※iPhoneを使用

撮影時にF値(絞り)やホワイトバランスを設定できます(画像左)。また、撮影後にあとから編集画面で絞り値や口径の設定を変えることも可能です(右)。

【参考】App Store

マイクロソフトが提供する「Microsoft Pix カメラ」は、AIによって簡単に綺麗な写真が撮れると人気。

シーンに合わせて最適な設定を調整してくれるので、手軽に撮影を行いたい方におすすめです。30種類以上のフィルターを備え、写真の加工・編集も可能。また、パノラマ撮影や無音撮影にも対応しています。

さらに、ビジネスでも活用できる「ドキュメントスキャナー機能」も便利。書類やホワイトボード、名刺などにカメラを向けると、自動で補正して画像保存できます。実際に使用してみたところ(画像)、かなり斜めのアングルから撮影しても、きちんと読み取ることができました。紙書類を手間なくデジタル化したい方にもおすすめです。

【参考】Microsoft Pix カメラ(マイクロソフト)

App Store

【iPhone/Android共通】無料で使えるおすすめカメラアプリ

最後に、iPhone/Android共に使えるおすすめアプリをご紹介します。

「夜撮カメラ」は夜景や夜空の撮影に最適なアプリ。夜景をスマホで手持ち撮影すると、ブレてしまったり、ノイズが乗って粗い画像になったりすることもあります。

※撮影後にトリミングしております

こちらのアプリは、ノイズを低減するコンポジット合成(マルチショットNR)モードや自動ブレ補正機能を備えているため、ノイズを抑えた夜景写真の撮影が可能に。バルブ撮影やペンライトアート撮影(画像左)もできます。

シャッター速度やISO感度が直感的な操作で変更できる点も使いやすいです。また、シャッター音量の調整も可能なため、暗い部屋で寝ている子どもを撮影する際にも便利。なお、無料版は機能に制限があります。

【参考】App Store

Google Play

LINEが提供する「LINE Camera」は、撮影した写真にLINEスタンプやテキストを入れた加工が可能。簡単な操作で美しく“盛れる”ビューティー加工もできます。LINE/Facebook/TwitterなどいろんなSNSに手軽に写真を共有できる点も魅力です。

画像左は撮影画面で、使いやすいインターフェイスとなっています。右はアプリを使って実際に撮影した画像で、「ライト」のフィルターを使用し、「周りを暗くする(周辺光量落ち)」と「円の周りをぼかす」機能を併用しました。

種類豊富なフィルターだけでなく、タッチ撮影、グリッド・水準器の表示などの撮影補助機能を備えています。

【参考】LINE Camera

App Store

Google Play

Foodie(フーディ)は、“FOOD(食べ物)”の名の通り料理撮影に特化したカメラアプリです。

エフェクトフィルターは「肉料理」「ケーキ」「麺料理」などジャンル別に細かく選択可能で、料理以外にも人物や風景用フィルターも備えています。また、ボケ感を活かした写真が撮れる「アウトフォーカス(ぼかし)機能」など機能が充実。

特にユニークなのがベストアングル機能です。料理撮影では被写体を真上から撮るのがセオリーですが、こちらのアプリはカメラが水平になると色で知らせてくれます(画像左)。家で作ったラーメンも、どことなくオシャレに撮ることができました(右)。

【参考】App Store

Google Play

「1998 Cam - Vintage Camera」はフィルムフィルターを備えたカメラアプリです。100以上のカラーフィルターを備えていて、中には有名メーカーのフィルムの雰囲気を踏襲したものもあります。

このように、同じ場所・同じ時間で撮影した場合も、撮影ごとにエフェクトのかかり具合が異なるのがユニーク。どう写るか予測しにくいフィルムカメラを彷彿とさせます。撮影前にエフェクトがかかる度合を調整できるので、はじめは「50」で撮影してみるとよいでしょう。

無料でも十分に活用できますが、有料版もとてもお手頃な価格です。

【参考】App Store

Google Play

※データは2022年1月下旬時点での編集部調べ。※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。※アプリのご利用、操作はあくまで自己責任にてお願いします。

文/bommiy