「ビジネス系YouTuber」に関する調査を実施
ビジネス系YouTuberの動画やライブ配信を見た人のうち、「役に立ったことがある」と回答した人は73.0％――そんな結果がNEXERが運営する日本トレンドリサーチとfilmentsが実施した「ビジネス系YouTuber」に関する調査で分かった。【画像】見たことがある動画のランキング 副業、投資、仕事の効率化などに関する情報を発信する「ビジネス系YouTuber」の動画やライブ配信を見たことがあるか聞いたところ、「見たことがある」と答えた人の割合は19.6％だった。
どのようなビジネスの動画や配信を見た？
具体的に、どのような動画やライブ配信を見たことがあるか尋ねた。1位は「投資系」で55.5％、2位は「副業系」で31.3％、3位は「自己啓発系」で30.2％、4位は「仕事の効率化系」で24.6％、5位は「経営系」で22.3％だった。
実際に役に立った？
ビジネス系YouTuberの動画やライブ配信を見たことがある人に、実際に役に立ったか聞いた。「役に立ったことがある」と答えた人は73.0％だった。 「投資系」で役に立ったと答えた人からは、「株式の先行投資の判断に役立った」（70代男性）、「デメリットを分かりやすく説明していたので、投資をやめようと思ったきっかけになった」（30代女性）などの声が聞かれた。投資の種類や基本を学べたという声や、投資に前向きになることができたという声があった。 「副業系」では、「自分にもできる副業が分かる」（20代女性）、「個人でも稼ぐという認識が持てた」（40代女性）、「やってみたい副業の内情などが分かった」（30代男性）といったの声があった。 「自己啓発系」では、「固定観念を打ち破ってくれる時がある」「実際に役に立ってないかもしれないが気持ちが楽になったことがあった」（ともに60代男性）、「仕事に対する考え方が変わった」（50代男性）などの声が聞かれた。「仕事のモチベーション」を上げてくれるという声が多かった。
「見たことがない」と回答した人の声
ビジネス系YouTuberの動画やライブ配信を「見たことがない」と回答した人に、見たいと思ったことがあるか聞いた。すると、「ある」と答えた人は9.6％だった。 見たいと思ったことがある人からは、「空いた時間に勉強になるものを視聴したいと思ったときにYouTubeは最適」（40代男性）、「参考になることがあるかもしれないと思ったことと、仕事に生かしていけるものがあればという希望もあって」（50代女性）というコメントが寄せられた。 見たいと思ったことがない人からは、「動画より書籍などでゆっくり読んだ方が頭に入るから」（30代女性）、「YouTubeは娯楽として利用している」「ビジネス系の情報は求めていない。情報自体があまり信用性がない」（ともに50代男性）などの声が聞かれた。 今回の調査は、全国の男女を対象にインターネットで行った。期間は1月15～17日、有効回答数は2388人。
ITmedia ビジネスオンライン